Web担当者の業務とは?

Web担当者の多忙な日々

ほとんどの企業がWebサイトを運営している今、Web担当者は、企業に欠かせない重要な仕事です。しかしその業務範囲は明確ではありません。担当者それぞれに異なったイメージがあり、実際の作業内容も企業によってまちまちなのが、現状です。

Web担当者に任命された時、「自社のサイトをもっといいものにしよう」と、あなたは志を持って業務に取り組もうと意気込んだでしょう。しかし、行く手には、様々な障害が待ち構えています。日々増える更新作業、社内各部とのコミュニケーションの難しさ、不明瞭な成果と厳しい運営コスト等々。乗り越えられないジレンマを抱えながらも、目の前に積み重なる日々の作業をこなすのが精一杯…。周りから言われるがままにの受身的な仕事では、いつの間にか、やる気も徐々にしぼんでいきます。

Webマスターの日常業務は、多岐に渡ります。ネットワークやサーバーの管理、Webサイトの更新、キャンペーンの企画、アクセスログの解析、制作チームをまとめるマネジメント等々。また、社内の質問に答えるような、Webサイトに直接関係ないこともあるでしょう。業務範囲は広がり、作業は増える一方です。しかし、それが社内に仕事内容があまり理解されていないのが現状なのです。企業のWeb担当者からの「日常の雑務に追われて本来の仕事ができない」という嘆きの声をよく耳にします。そもそも、Web担当者の本来の仕事とはなんなのでしょうか?

Web担当者の業務範囲

Web担当者の業務は大きく5つに分けられます。

1. コンテンツ
Webサイトの根幹である情報や記事を準備します。
Webサイトに掲載するテキスト原稿の作成や、写真や図版などの素材収集をします。目の肥えたユーザーのニーズを満たすために、Webならではの、動画や音声を組み合わせたコンテンツを外部に依頼して作成することもあるでしょう。

2. サイトデザイン
コンテンツを入れる器としてWebサイトを設計・構築します。ユーザーが使いやすいナビゲーションや、コンテンツをより魅力的に見せる画面レイアウトをデザインします。サーバー、データベースなどのシステム設計を行います。大掛かりな構築は社外の専門家に依頼する場合が多いでしょう。

3. プロモーション
Webサイトへユーザーを集めます。多くのユーザーは検索エンジンを使ってWebサイトを探すので、検索エンジンの対策(SEO)や有料の広告(リスティング広告・バナー広告)などを使って集客します。最近は、集客施策の一つとしてソーシャルメディアに力を入れる企業も増えています。

4. オペレーション
Webサイトを維持管理します。ユーザーにとって適切な量とタイミングでコンテンツを更新します。Webサイトに掲載された古い情報を削除して、常に新鮮な情報に保ちます。外部で制作したコンテンツを追加する場合は、自社の基準に照らして品質チェックを行います。

5. アナリティクス
Webサイトの効果測定をします。目標を定めて、達成までの道程を決めます。
日々Webサイトのアクセス分析をして、成果があがっているか、足りない場合は、どう成果を上げるか検討し、Webサイトを改善・お客様に最適化します。

やるべきことは「成果目標を立てる」こと

Webサイトの規模や運営体制によって、担当者のやらなければならない業務は様々です。最初は何を優先したらいいのかわからないかもしれません。しかし、Web担当者の仕事は、目の前の作業こなすことではありません。大事なのは、Webサイトの目的に従って、どんな成果を目指すのか?「成果目標を立てる」ことです。

「なんだそんなことか。」と思われるかもしれませんが、成果目標を明確にせずにWebサイトの運営を行っている企業が、まだまだたくさんあります。「目標はあえて設けていない。」なんて言う担当者もいます。目標がなければ、楽だと感じるのかもしれませんが、むしろ大変です。どの業務を優先すべきか決められません。Web担当者がやらなければならない業務は沢山あるので、すぐに溢れてしまいます。

目標が明確であるからこそ、たくさんある「やるべきこと」の中から、「やらなくてもいいこと」を省くことができるようになるのです。仮に資料請求が毎月5件あるとして、「10件とる」のと「100件とる」の目標では、取り組み方は全く変わってきます。倍にするだけなら、サイトのデザインを少し改善するだけでも達成できるかもしれません。しかし、20倍に引き上げるには、5つの分野すべてに何らかの手を打たなければなりません。

目標は高いから良いという訳ではありません。自社のビジネスとWebサイトに適切な目標設定を行い、その目標に対して、仮説を立てて、効果の見込める施策を優先して取り組んでいくべきなのです。