Webサイトの評価にページビュー(PV)は適切なのか?
Webサイトを評価するために「ページビュー(PV)」という指標が一般的に使われています。ページビューとは、サイトの中でHTMLページが何回表示されたか?という値です。「先月よりもページビューが10%増えた」「目標はページビューを昨年対比で20%増やす」といった使われ方をします。果たして、ページビューが多いことが、Webサイトの目的を達成したことの証明になるのでしょうか?
Webサイトを評価するために「ページビュー(PV)」という指標が一般的に使われています。ページビューとは、サイトの中でHTMLページが何回表示されたか?という値です。「先月よりもページビューが10%増えた」「目標はページビューを昨年対比で20%増やす」といった使われ方をします。果たして、ページビューが多いことが、Webサイトの目的を達成したことの証明になるのでしょうか?
「御社のWebサイトの入口はどこですか?」と聞くと、多くの企業Web担当者はWebサイトの「トップ(ホーム)ページ」と回答があります。しかし、実際にユーザーが情報を探してWebサイトに辿り着いた時に、必ず「トップページ」にアクセスしているでしょうか?
「Webサイトがビジネスに貢献していることが社内で認識されていない…」そんな悩みを抱えている担当者も少なくありません。担当者は日々、成果を上げるためにコンテンツを作り、サイトを更新して新鮮に保ちます。その甲斐あって、来訪者数も資料請求数も増えて、数字に現れる成果も上がってきました。しかし、そのことがあまり周りには理解されないことが多々あります。コンテンツ制作のために協力を依頼しても「他の業務が立て込んでいて…」と反応が悪いことも…。
リニューアルの実施に関して、周りを納得させるためには、なぜそれをWebサイトで実現しなければならないのか?理由が明確なことも求められます。なぜ「今」でなくてはならないのか?来年でも良いのではないか?という意見も出るでしょう。
担当者に「あなたのサイトの入り口はどこですか?」と聞くと、ほとんどの人はサイトの「ホーム」または「トップページ」と答えます。しかし、あなたが、ネットにアクセスする時のことを考えてみてください。
同じ業界に属する企業は、Webサイトも似通っていることがよくあります。例えば、BtoB企業のサイトは、会社概要と商品カタログ、IR情報など関係者向けの情報のみで「会社として対外的に最低限の体裁を整えた」ようなサイトがよく見られます。自社サイトにアクセスするユーザーが自社のお客様という意識が薄いのかもしれません。
いつも、最初は余裕のあるスケジュールを立てたとしても、段取り良く進むことなど、めったにありません。ちょっとした更新でも、公開日が迫っているのに、作業が遅れてページがアップできないことなどよくあるのではないでしょうか?
ほとんどの企業がWebサイトを運営している今、Web担当者は、企業に欠かせない重要な仕事です。しかしその業務範囲は明確ではありません。担当者それぞれに異なったイメージがあり、実際の作業内容も企業によってまちまちなのが、現状です。
企業ブランドの構築は、時間がかかります。ユーザーに「ブランド」として認められることは並大抵なことではありません。幸いにして、既にブランド認知のある企業であれば、それは大事な資産と言えます。インターネットの時代にも、ブランドを守り高めていく努力は欠かせません。しかし、これまで通りのブランド価値を保つことが、とても難しくなっているのです。
デザイナーに発注したけれど、うまくイメージが伝わらない。意図通りにデザインしてもらえない。そんな悩みを持つWebマスターは少なくありません。一番大事なのは、初めに自社の要望をきちんと伝えること。なぜ変えたいのか?どんな成果を期待しているのか?デザイナーが知りたいのはWebサイトの目的です。