アクセス数にごまかされるな
Webサイトを開設した後は、どのくらいの人が見てくれているのかが気になります。その数は、Webサイトのアクセス解析によって明らかになります。PV(ページビュー)、UU(ユニークユーザー)といった言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
Webサイトを開設した後は、どのくらいの人が見てくれているのかが気になります。その数は、Webサイトのアクセス解析によって明らかになります。PV(ページビュー)、UU(ユニークユーザー)といった言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
「Webサイトで製品の紹介をしているが、成果があるのか無いのかわからない。調査するよい手法を教えて欲しい。」こんな問い合わせをいただくことがあります。こういう時は、逆にこちらから質問します。「あなたのWebサイトの目的はなんですか?」「Webサイトに何を求めていますか?」
Webサイトがうまくいかない理由には必ず人や組織の問題がついてまわります。
Webサイトに問題があるのは、社内にそれ相応の事情があるのです。例えば以下のようなこと、思い当たることはありませんか?
「自社サイトのアクセスが伸び悩んでいる。きっと使い勝手が悪く、イメージが古くさいからだろう。だから、サイトをリニューアルしてデザインを一新したい。」というような依頼がよくあります。そこで、そのサイトをチェックすると、企業情報サイトとしては、一通りの情報があり、機能性も悪くない。見た目もまあまあ。果たしてこのサイトのデザインやページ構成をリニューアルすることで、アクセスが向上するのでしょうか。答えはノーです。
サイトにアクセスする場合、いきなりURLを打つことはほとんどありません。なぜなら、いちいちURLを覚えていないからです。では、どうするか?あなたはYahoo!やGoogleに代表される「検索エンジン」でキーワード検索をするでしょう。すると検索結果として、Webサイトが一覧で表示されます。あなたは上から順番にクリックしていき、アクセスしたサイトのページを一瞥して、自分の欲しい「答え」があるか無いかを判断します。無さそうと感じれば、それ以上サイトの中身を見ようとはしません。このようにユーザーにとって、Webサイトの入口とはトップページではなく、検索エンジンなのです。
伝える内容や最適な表現手法は、サイトの種類によって大きく異なります。サイトの目的が製品の情報を伝えることなのか、商品を販売することなのか、利用するユーザーが一般の人なのか専門家なのかなど、様々な条件を加味して考えるべきです。ここでは、どんなサイトにも共通する最低限考慮すべき点に絞って解説します。
Webサイトにとって、来訪するユーザーが一番大事だということに異論があるWeb担当者はいないと思います。Webサイトには、ユーザーが期待する情報を選んで掲載しているはずです。それなのに、ユーザーにアンケートをすると「情報が足りない」「分かり難い」という結果が出てしまいます。なぜ、そのようなことが起こるのでしょうか?
弊社では、毎日のように「リニューアルしたい」という相談を受けます。その際、まず、どうしてリニューアルをしたいのか?と確認します。「デザインを変えたい」「使いやすくしたい」「問い合わせ・申し込みを増やしたい」などの理由が帰ってきます。「運用を楽にしたい」「ページ制作を内製化してコスト削減したい」といった運営側の悩みをきっかけにしたものもあります。全面的にWebサイトを見直す「リニューアル」は、今ある問題を全て解決できる「魔法の杖」のようにイメージされていることがよくあります。
Webサイトを管理していると、「誰が作ったのかわからない」「いつからあるのかわからない」「掲載内容に誤りがある」コンテンツがいくつもあると思います。しかし、「担当部署が違うから」「前任者から引き継いでいないから」などの理由でそのまま放置していないでしょうか。
担当者と業務手順をまとめて、原稿フォーマットを配布し、「依頼がスムーズになってきた」と思ったのも束の間。担当が異動したり、新しい担当者が増えたりして、ルールを守ってくれない人が出てきます。説明するのをちょっとサボると、せっかく決めたフォーマットが使われなくなってしまいます。それでは元の木阿弥です。防ぐ為には、担当が変わった直後に説明をすることが必要です。しかし、個別にやるのは面倒です。