アクセス解析でサイト改善

お金をかけずに魅力あるサイトに変えるテクニックを伝授する連載4回目。前回は、サイトの目的や目標をはっきりさせることが大事だとお話しました。今回は、目標を達成できるサイトへ生まれ変わる「アクセス解析」の手法についてです。

アクセス解析の目的

ウェブサイトのアクセスログを調べたり、ユーザの行動を分析することをアクセス解析と呼ぶ。このアクセス解析の目的を、サイトの現状把握だと誤解している人が多い。確かに間違いではないが、単に現状を把握することに、どれほどの意味があるだろうか。アクセス解析の本質は、ウェブサイトが目指している理想像と、現状のギャップを把握することによって、問題点を抽出し改善することにある。

アクセスログを大きな数字の塊として捉え、サイト全体を俯瞰していては、具体的な改善策を導き出すことはできない。ログはサイトの目的に沿ってポイントを絞って見るべきだ。また、改善策の実施した結果の検証も、アクセス解析の重要な目的である。

「ゴール」から遡ってチェックする

まず最初に、現在サイトがどのように使われているか、アクセスログを細かく調べる。ログデータは膨大だが、見るべきポイントは限られる。ゴールから遡って、成果ではなく損失を見つけるのがコツだ。

例えば、資料請求フォームに何人アクセスしているかを調べる。週に約100通の資料請求があるサイトで、もし200人のアクセスがあるとしたら、100人がなんらかの理由で資料請求しないで諦めていることになる。ここでみんなが資料請求してくれれば、目標は達成できる。アクセスが100人前後なら、アクセスを増やすようにしなければならない。

具体的な「仮説」を立てる

次は、具体的な実施プランとなる「仮説」作りだ。ここが、アクセス解析の要となる大事な作業だ。ユーザはどうしてゴールにたどり着けないのか、その理由を考え、具体的な改善策を作成する。

もし、資料請求フォームであきらめる人が多いなら、必須入力の項目を減らして、申し込みしやすくしたらどうなるだろう。もっとフォームにアクセスする人を増やすなら、資料請求フォームへのリンクが見つけにくいのかもしれない。製品紹介ページにある資料請求フォームへのリンクを、目立つように大きくする。1ページに1ヶ所ではなく、ページの上下2ヶ所にリンクを増やすのも効果的かもしれない。このように具体的でトライしやすい仮説を多く立てることが、サイトの改善への第一歩だ。

結果は「変化」を検証する

結果を検証する時に、結果の1回だけの数値をいくら細かく見てても、サイトを改善することはできない。アクセス数で大事なのは、全体ではなく、部分。1回の量でなく変化だ。数値を時系列に並べて変化をみる。前回の調査から、増えたのか、減ったのか、変わらないのか。その変化した理由が大事なのだ。

調べるときは、一回に一点だけの修正にとどめる。何カ所も修正してしまうと、なにが本当の原因かわからなくなる。そのかわり短期間で繰り返し実施する。だいだい1週間~2週間程度実施してデータをとる。その前のデータと比較して、変化の兆しがなければ、実施した修正を元に戻してから、次の仮説を実施する。仮説をすべて試しても、効果がでなければ、またデータに戻って考えてみる。

失敗は成功のモト

効果がすぐに出ないからといって、あきらめてはいけない。これを繰り返しながら仮説を検証する過程で、問題点が絞こまれていく。この失敗の記録が次の成果につながるのだ。

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